SAW CHAINS

素材 || 潤滑機構 || 振動対策





 残念なことですがオレゴンの技術をもってしても、チェンソーと振動は切り離せない関係にあります。チェンソーを使用するということは、そのまま、ある程 度の振動にさらされるという現実。オレゴンはチェンソーを長時間使用するプロの立場で、この振動をいかに制御するかを重要なテーマとして追求し続けてきま した。バイブバンチェーンは、こうした切断のメカニズムの解析をはじめとするさまざまな研究成果の1つとして実現しました。振動が引き起こすと考えられる リスクを大幅に減少させるメカニズムです。

ソーチェーンの振動が発生する仕組み
 個々のカッターの角が木材を咬む(材に衝突する)際に、ほぼ同時に3つのことが起こります。

1 カッターが木材とバーのレールの間にとらえられて (挟まって)瞬間的に停止し、非常に激しい一時エネルギーを放出します。
2 このエネルギーの一部がカッターのヒールとこれに向かい合うタイストラップを通じて、バーとチェンソーに伝導され、最終的に作業者の手に伝わります。
3 もうひとつの振動エネルギーはショック波となり、チェーンを通じてドライブ スプロケットとパワーヘッドに伝わりますが、これも作業者の手に伝わります。




振動を見分ける方法

 この20年間、チェンソー・メーカーはチェンソーのエンジン振動からユーザーの手指を絶縁するための技術開発に努め、顕著な改善を達成しています。しか し、振動に関する大きな問題の1つに、振動の違いを「感じ取る」ことは通常の場合不可能であるということがあります。違いを見分けるには、最新のノウハウ とテスト・システムを駆使しなければなりません。
 オレゴンは20年以上も前から、実用最先端技術によるシステムを導入して振動を測定し続けています。この間、チェーンの設計とテスト装置テクノロジーも 着実に進歩してきましたが、ここにきて振動測定の努力が大きな成果として実を結びました。それがオレゴン・バイブバンチェーンです。このチェーンは、振動 レベルを25%あるいはそれ以上も減少させます。



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